CASE4 ついにきた!アクセルケーブルが走行中に切れました! |
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VW乗りとっては、いつかはきっと来る試練、ついにアクセルケーブルが走行中に切れました。 場所は大きな声では言えませんが首都高速環状線外回りの室町出口近く。 交通量が少なかったこと、長い下り坂が続くところだったこと、 そして出口付近のほとんど車の交通を気にする必要のないエリアに逃げられたことが不幸中の幸いでした。 さすがに写真を撮る余裕はなかったので写真なしのレポートという形で ここでアクセルケーブルの交換について取り上げたいと思います。 |
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ここはポイント! | 工具 | |
まずMY VWを止めリアフードを開けました。 プライヤーを取り出しケーブルの止めネジを緩め ケーブルを引っ張ってみました。 するといとも簡単にするすると抜けました。 間違いなくケーブルの切断です。 しかしどういうわけかちょっとホッとしちゃいました。 |
@とりあえず落ち着くこと。自分なら治せる、 お前は天才だ、なんでもいいです。 まずのん気に構えることだと思います。 Aしっかり輪止めをして、三角表示板などで 故障中を知らせること。 きちんとやると妙に落ち着くもんです。 Bワイヤーはゆっくり抜く。急いで引いたら なんと火花が散りました。ホントです。 瞬時に熱くなり危なかったです。 電気系統に触れたかな? |
・三角表示板 ・輪止め ・毛布 |
助手席側の足元にある ワイヤーリンケージ部を確認。 カバーをはずすと L型に曲がった先端がポロっと落ちてきました。 ワイヤーを通すチューブの入口はすぐわかります。 リンケージに新しいワイヤーの先端部をひっかけたあと ゆっくりそこから通していきます。 引っ掛かりもなくスムーズに入ります。 順調、順調。 と思いきや、後ろにまわって見てみると 出てきているはずのワイヤーが穴から出ていない。 どこに行ったのか? |
@予備のワイヤーにあらかじめ グリスを塗っておくと いいかもしれません。 今回はやむをえずCRCを 吹き付けておきました。 Aワイヤーリンケージ部のカバーは ペダルASSYとリンクしているので はずすのが大変でした。 本来ならASSYの止めネジをややゆるめたほうが いいのかもしれませんが、 1月のASSYの件もあったので いじらずにやりました。 もしASSY側をゆるめて作業する時は くれぐれもペダルを倒さないように、 ペダルを何かで固定 しておくことをお奨めします。 |
・モンキースパナ |
今回の難関1。 ワイヤーをファンハウジングの穴から出す作業。 何度ワイヤーを通してもハウジングの奥、 オイルクーラーのあるあたりから出てきてしまいます。 ジャッキアップして下からいったほうがいいのか ハウジングの裏へ無理矢理腕を突っ込むしかないのか。 切れたワイヤーをハウジング側から通して 出てきたところで新しいワイヤーとビニテでむすんで ひっぱたらどうだろうとかいろいろ悩みましたが 結局古いワイヤーを使うことによって やっとこさ穴に通すことに成功しました。 はぁーしんど。 |
@ハウジングの裏へ腕をとおすため アクセルワイヤーが切れたら ツインキャブ車の場合、 まず左側のエアクリーナーをはずしましょう。 A切れたワイヤーで手を切らないように 注意してください。危ないです。 Bジャッキアップの必要はありません。 余計なことをすると 時間と労力がムダになります。 |
・13mmレンチ ・ビニテ ・切れたワイヤー |
今回の難関2. リンケージ部カバーの取り付け直し。 やっとの思いでワイヤーを通し これで終わったと思ったらまだ難関がありました。 助手席足元のリンケージ部の組みなおしが 思った以上に手間取りました。 その原因はペダルASSYのとめネジを まったく緩めなかったためで そのぶんきつく、かなり苦労してしまいました。 |
@やはり本当なら ペダルASSYの押さえ具合を調節しながら バランスをとって リンケージ部の組みなおしを したほうがいいと思います。 |
・モンキースパナ ・プライヤー |
アクセルワイヤーの調節をします。 ワイヤーの取り付けは アクセルを踏み込んだ状態にしてやります。 ジャッキアップ時に上げ底に使う木の柱を ひっかけて使い、その状態にしました。 |
@アクセルペダルを踏み込んだ状態にするので テキパキと。かぶっちゃいます。 A調節の仕方は “ハンドブック”を参考にして下さい。 |
・木の柱 ・プライヤー |
“ガラクタ”ページでも紹介していますが、今回の作業は工具と予備のワイヤーをちゃんと積んでいることを前提にしています。 さらに必要だと思ったのは、着替えと石鹸です。 着替えはTシャツ一枚気付いた時にポンと投げておけばいいと思います。 石鹸はほしいんですが水がなければしようがありません。 やりすぎかもしれませんがお出かけ用の小さなボディソープと水入りのペットボトルを積んでおけば完璧かもしれません。 なによりもまず慌てず騒がず軍手をしっかりはめることが賢明です。 |